一面桜花の長井盆地~春爛漫

今年の冬は、記録的な豪雪で、山形も5年ぶりとか、30年ぶりとかの積雪を記録しました。加えて、春の訪れが遅く、4月に入っても連日の雪模様で、いったい何時になったら春がくるのかと気持ちが暗くなるばかりでした。それが、一転、4月中旬から天候が回復し、暖かい日が続いたかと思ったら、遅れていた桜も開花。長井盆地は一面の花盛り。例年なら、染井吉野から一呼吸おいて開花する樹齢1200年の江戸彼岸桜の古木、久保桜も大明神桜も一斉に花を咲かせました。

残雪の西山を眺めると、何時の間にかブナの濃い緑が山の中腹まで登っています。ブナの発芽は、いつもの年ですと、峰伝いに始まり、斜面に広がっていくのですが、今年は、一気に峰から斜面に濃い緑が広がっています。峰伝いにブナの緑が登っていく様子を「峯越(ほっこし)?」と古老は言い、峯越は、長井盆地に本格的な春の到来を告げる風物詩。気の早い山人(やまんど-やまうど)は、いよいよ山菜取りの季節と休みの日が待ち遠しく、いち早く芽を出すコゴミ、モエ(アケビの新芽)、カタタゴ(カタクリの花)が目の前をちらつく季節です。

 

 

 

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