イルカ汁

7月も中旬を迎えるというのに、例年のようなジメジメムシムシの梅雨空と異なり、暑いような寒いような妙な天気が続いている。6月下旬は、あまり雨も降らず、畑はすっかり乾燥状態で、キュウリもナスも大きくなれないでいた。

そんな中、ジャガイモはスクスク育ち、ちょっと早いかなと思っていたが、妻が待ちきれず掘ったところ、ちょうど手頃の3〰4cm程度に成長していた。どういうわけか、今年は子芋がなく、割合大きさが揃っているようだ。子芋の煮っ転がしが好きな長男にとっては、今年は残念な年になりそうである。

塩クジラとジャガイモの絶妙なハーモニー「イルカ汁」

    新ジャガと言うと、茹でジャガ、キントンといろいろ調理方法があるが、山形では何と言っても「イルカ汁」である。皮を剥かずに適当な大きさに切ったジャガイモとまだちょっと硬い感じがする長ネギの青い葉の部分、それに「塩クジラ」を味噌汁仕立てにした至って簡単な料理である。しかし、ジャガイモのホクホクと塩クジラの癖のない油が表面に浮き、適度な絶妙な塩加減は、新ジャガの季節ならではの料理である。

 

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